カタリスト 小平尚典(フォトジャーナリスト)VS 中島高英
8月12日 18:00~19:00 完全予約制
1985年8月12日18時56分30秒は、日本航空123便 羽田発大阪行きが群馬県上野村の通称御巣鷹山に墜落した時刻である。乗客乗員524名中520人が死亡、生存者4人という航空事故(単独機)の死亡者数として史上最大の事故である。
当時現場にいち早く駆け付けシャッターを切り続けたのがフォトジャーナリストの小平尚典氏である。小平尚典氏はこの悲惨な事故を風化させてはならないという思いから「4/524」という写真集を出版された。
37年目の8月12日に小平尚典氏をお招きして当時の話とフォトジャーナリストとしての思いを存分に語る。対談者は中島高英である。
小平尚典からの一言
シン・オープン・ラボでお話できるチャンスを与えていただき恐縮です。
もし神がいるとすれば、当時31歳だった僕をJAL123便 御巣鷹山墜落事故の現場に行かせたような気がします。周りを見渡すとカメラマンは僕しかいません。とても緊張してファインダーを覗き「これ有様をきちんと残しておけ」と囁かれているその現場を一枚一枚丁寧に撮影しました。
写真は残念ながら未来を撮影できません。シッターを切った瞬間に過去になります。
その代わりに、写真には美しい思い出やどうしても伝えておかなければならない事実を残す力があると僕は信じています。
中島高英からの一言
私は「一枚の写真」で世界を変えることができると信じています。ロバート・キャパのスペイン内戦、沢田教一のベトナム戦争の写真は世界中に平和を伝えるメッセージになりました。私自身も20歳の時にユージン・スミスの「水俣」を見て人生を変えるほどの衝撃を受けました。
撮る側と見る側と立場は違えども「一枚の写真」に対する思いには変わりはありません。
フォトジャーナリスト小平尚典氏から直接お話しを聞けること大変期待しています。
https://youtu.be/0BpAvxi69bY
4/524 日航123便御巣鷹山墜落事故写真集 Kindle版
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